ふぐのひれ酒
お燗したお酒が飲みたいゾ
冬の雨はとても冷たくて、手が、かじかんできますね。
お燗したお酒が飲みたくなり、『ふぐひれ酒』を飲みました。 沁みますねぇ。。。
昔は、お燗が出来る機能が付いた缶のふぐひれ酒が、売っていましたが、最近は、ごみの分別が厳しくなったせいなのでしょうか、全く見かけなくなりました。残念。
3月になると、酒屋さんに「ふぐひれ酒」は、ラスト1個くらいしかなく、ほとんど売っていません。ましてや「ヒレ」のみは皆無です。 という訳で、写真の「ヒレ」が、最後になりました。 悲しい。。。
最近は、「ヒレ」のみを買って、清酒は自分好みにするという、「呑べえさん」らしき行動をとるようになりました。 清酒は何でも良いのですが、私は「黒松白鹿の純米」にヒレを入れるのが好きです。
【ふぐひれ酒の作り方】
ヒレを入れた時に、ジュッと音がすると、もう楽しみ。
ふたを開けた時に、火をつけてアルコールを飛ばすと香りがとっても良いです !!
酒のあて(肴)
スーパーで「タラの芽の天ぷら」が売っていたので、塩で、そして今が旬、鍋には欠かせない真たら、「真たらの白子の醤油汁」を作りました。 これは母に教わったもので、子供の頃、私はいつも「のうみそ(白子が脳みそに見えた)のみそ汁が食べたい」と言っていました。
【真たらの白子の醤油汁の作り方】
真たらの白子 食べやすいように切って、サッと洗っておく
大根 7センチ分くらいをいちょう切りにする
じゃがいも 2個を一口大に切る
長ネギ 青い部分を斜め切りにする
だし汁、醤油
- だし汁の中に大根とじゃがいもを入れ、柔らかくなるまで煮る
- 白子とネギを入れる
- 醤油で味を調え出来上がり
真たらの白子は、意外とお値段がするので、 あまり作りませんが、作る時は良いものを使って、作って下さい
ちびちび飲むのが良い
香りを嗅いでは、ちびちび飲むという、本当に呑べえさんです。
大好きな、ふぐ(のひれ酒)の話
ふぐと言えば、山口県でしょうか。 一般的な呼び名は「ふぐ」ですが、料理の時は「ふく=福」と呼んだりするそうです。「ふぐ」は、不遇など縁起が悪いから、だそうです。
私は、ふぐのひれ酒と言えば「春帆桜」。 最初の頃は、そればかり飲んでいました。「春帆桜」のふぐのひれ酒は、箱に入っていて、伊藤博文の写真が印刷されています。 調べてみると、伊藤博文が「春帆桜」の名付け親、そしてふぐ料理公許第一号店を認めたのだそうです。伊藤博文と深いつながりがあるのですね。
そして、ふぐの旬は「秋の彼岸から春の彼岸まで」だそうで、冬が旬だそうです。 昔、上司にふぐ料理をご馳走になったことがありましたが、緊張していて、味もよくわからないまま、終わってしまった思い出があります。 なかなか食べる機会もないので、味わうなら、現地で食べてみたいです。
海釣りでは、邪魔にされるクサフグ
防波堤釣りに行くと、よく小さいふぐが、釣れました。 名前は「クサフグ」だったでしょうか。 雑魚なんて言われていたのを、思い出しました。
漢字で書くと「河豚」河の豚。
そういえば、フグが膨らむと「ぶぅぶぅ」と鳴いていました。 豚の鳴き声に似ていたかも。
ハイブリットフグ
昨年の夏くらいだったでしょうか『ハイブリットフグ*1』が、話題になっていました。
温暖化によって海水温が上昇して、ふぐの生息域が北上し、雑種化が進んでいる、というニュースがありました。雑種化が進むと、毒の部位がわからなくなるそうです。
その後、どうなったのでしょうか。とても気になります。
*1:ハイブリットとは、種や品種が異なる動物や植物から生まれた子孫のこと