鈴まろの備忘録

日々感じたことなどを綴るブログです

恵比寿ガーデンプレイス イルミネーション

gardenplace.jp

  今月3日から始まっている恵比寿ガーデンプレイスでのイルミネーション。イベント自体が苦手な私でも無理して見に行ってしまうくらい本当に素敵な時間が過ごせるところです。

 このイルミネーションが始まったのは1999年頃からだったと思います。その頃、私はお菓子に関する仕事に就きたいと思い、現状をどうしようかと色々模索している時期でした。お菓子関連の本を読んだり、都心の有名な方々のお菓子教室に通い始めた最初の日の帰りに寄りました。記念すべき第一歩の日。胸が熱くなります。あの情熱はどこに行ってしまったんでしょう。

 夕方点灯する少し前に着いて三越やワインショップを探索し、田舎にはない食材や道具に魅了されたものです。今は小さな材料店でもネット販売をしていて欲しいものが手に入るようになりました。検索すれば沢山ヒットするし、すぐに送ってもらえますが、当時はこだわりのバターやチョコレートなど直接買いに行かないと手に入りませんでした。今は本当に便利ですね。あの頃の不便さがなつかしくなります。そのあと、念願のパティシエになれたものの、思っていたよりかなりの重労働、男女平等なので20キロの粉の袋を運ぶのも当たり前、作ることはとても楽しくて充実していましたが、だんだん仕事をこなすだけの多忙さで夢なんてなくなってしまって、あっという間に夢は壊れて消えてしまいました。でも当時いっしょに働いていた人に偶然一度お会いましたが、過酷だったからこそ本当に毎日が濃縮な時間を過ごせたと、またやりたいね、みたいな会話になりました。あんなに大変だったのにまたやりたいなんて、、、不思議なものです。

 人がまだあまりいない時に点灯する感じは、心がじわじわ和んでいくのが感じられます。バカラのイルミネーションの明かりはとても柔らかくて暖かい色をしています。気持ちをほっとさせる明るさです。バカラのシャンデリアが心の中を圧倒してめまいがしそうになって吸い込まれそうになります。本当に素敵すぎます。

 この場所は今のところ一人で行っています。男性でも女性でも本当に心から信頼出来る人といっしょに、ここは見たい場所、見せたい場所です。

いつも、帰りたくないなぁと思ってしまうくらい素敵なのです。

 先日、ゲスの極み乙女。さんのアルバム「好きなら問わない」を聴いていました。アルバムの中の「はしゃぎすぎた街の中で僕は一人遠回りした」という曲がこの場所を歌っているみたいで、当時を思い出すと切なくて、この場所で聴いてみたいなぁと思うのです。今月行けるかなぁ。行って聴きたいなぁ。

好きなら問わない+MTV Unplugged(初回限定盤)<CD+DVD>

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